ウイルスというものを調べてみたら

ウイルスの構造は、シンプルでした。タンパク質とRNAだけで構成されていて

エネルギーを作ったり、自分で動いたりすることはできません

他の細胞に感染することで、子孫を増やしているらしいです

新しく作られたウイルスは、次の細胞に感染しないと子孫をふやすことができない

ので、感染拡大という形になる!

大きさは80から100ナノメートル、丸くて表面にスパイク状の棘がでています

人の細胞膜と同じで、脂質の2重膜、エンベロープという膜で覆われています

ここから棘状に刺さっている部分が感染するとき結合します

HA(ヘマグルチン)とよばれています。もう一つはNA(ノイラミニターゼ)で、ウイルスが飛び出すときそとにでやすくする働きがあるようです

なぜこんなにも急速に進化するのか?

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現代では、鶏が自然界ではあり得ないほどの密度と規模で飼われています。

この中で、約8時間で子ウイルスを作るウイルスにでは、一年で1000代の代替わりをすることになります。人間なら20から40年で子孫を増やすと3万年かかるほどの代替わりです。限られた動物間で感染を繰り返し、進化していくようなのです。

人に感染するウイルスの他に鳥、ブタ、ウマ、に感染して、異なる種類のウイルスの間で遺伝子の取り替えがおこり、新たな子孫ウイルスが生まれるわけです。

また、免疫やワクチンで流行は防げそうですが、人の抗体の認識される部分を変化させて進化するようです。

抗原変異というそうですが、これがまた変異ウイルスを新たに生むということにつながるらしいです

流行しそうなウイルス株の予測とワクチン開発を常にしていたちごっこしているわけです。

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私たちのからだの仕組みもすごい

インフルエンザの場合、最初に認識されるウイルスの成分はウイルスの遺伝子であるRNAです。インフルエンザウイルスの場合、(タンパク質とRNAでできている)ので

増殖の過程でRNAからRNAを作るので二重らせんのRNAがつくりだされることになる。私たちの生体には二本鎖RNAが存在しないために感染の信号としてトール様受容体にインフルエンザが認識されると言うことになります。   自然免疫が速効で働いている。守っているんですね

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感染の最前線、上気道、

人の粘膜上には異物を取り込むことに特化したM細胞が存在、一箇所の粘膜で抗原に暴露されても、全身の粘膜で同じigA抗体が作られる、これが粘膜共通免疫システムと呼ばれ、外来微生物から守ってくれるわけです。とても大事なシステムです

パンデミック時にウイルス性の肺炎がおこりやすいわけ、

私たちの体に発現しているインフルエンザウイルスの受容体は二つあり、一つは鳥インフルエンザウイルスに親和性を持つもの、もう一つは人のインフルエンザウイルスに親和性があるもの、人のインフルエンザウイルスウイルスの受容体は主に上気道にあり、鳥のインフルエンザウイルスウイルスの受容体は肺胞上皮の下気道に分布するからのようです。

今までのワクチンは感染の阻止ではないので、感染防御効果の高いワクチン、生ウイルスを使った生ワクチンの開発がまたれます。

igA抗体が感染場所の粘膜上に分泌されるので感染そのものを阻止できるワクチン

経鼻ワクチンの実用化が世界中で望まれています。粘液共通免疫システムが生かされたワクチンが望まれます。

2月、3月が心配です。